運命の恋、なんて。

瞬間、八雲くんの顔を見ると眉を寄せてる。




だよね…まゆもんからだと、思わないよね?




けど、留守電を途中で止めることもなく、最後まで聞いても動揺している様子はなかった。




装ってるのかな…。




「まゆもんって…」




ボソッと言うと、八雲くんが苦笑している。




「すげぇ顔してる。なんか疑ってるよな。言わせてもらうけど、中学のメンバー数人でウチに泊まる計画があって、そのことだから。

胡桃ちゃんもこの部屋にたまに来るって知ってるのにかけてくるような、能天気な女なだけ。変に勘繰らなくていーよ」




「うん…」




ホントなのかな。




完全に信じることができない。




「疑ってる?元カノとは、もうなんでもない。俺の気持ちは、もうあいつにないから」




そう言って、あたしを抱き寄せる。