運命の恋、なんて。

すぐ前に歩道があって、街路樹の下に八雲くんが立っていた。




「ごめんっ!!メッセージに気づかなくて…」




「今、終わった?今日は遅いんだな」




だからって45分も遅いわけない。




塾講師や友達と盛り上がってたから、完全に迎えに来てくれることを忘れてたなんて…言えるわけない。




「う…うん。ごめんね…ホントにごめん。もっとメッセージくれたらよかったのに」




「いつも親からの連絡を、嫌がってんじゃん」




「それはそうだけど、あたしだって気づいてないかもだし…」




「30分に終わんだろ?まさか、こんな長い間出てこないと思わねーじゃん」




怒ってる…。




こんな風に言われたのは、初めてかもしれない。