運命の恋、なんて。

「そんなの…絶対に嫌。考えられない」



「俺がするわけないじゃん。こんなに胡桃ちゃんのこと、好きなのに」



側に寄って来て、ギューッとされる。



わぁっ…。



「そうだけど…」



「ないけど…もし別れても、俺と友達でいてくれる?」



「あたし、八雲くんが浮気したりで別れたら…もう無理。多分、会わない」



友達でいる意味がわからない。



こんなに好きなのに…きっと辛くて苦しくて、友達でいることなんてできるはずがない。



「そっか…」



なんだか残念そうに、八雲くんがため息をついた。



映画のような内容の返事を求めてる?



ウソでも、友達でいたいな…って言えばよかったかな。