運命の恋、なんて。

家に着いて、途中コンビニで買った総菜をテーブルに広げる。




とりあえず食べてから…映画を見ることになった。




映画を見るときは、じっくり集中して見たいんだって。




あたしとしては、早く帰るためには同時進行だとありがたいんだけど…。




結局、映画が始まったのは20時半だった。




いつ、帰ることを切り出そうか…。




映画はそれなりに面白いけど、のめりこむほどじゃない。




あたし…映画って、そこまで好きじゃないんだよね。




八雲くんの趣味に合わせている部分はある。




好きだって言えば、嬉しそうな顔をするから。




同じ趣味を共有していることで、安心感がある。




こんなの…自分の気持を偽ってるって、わかってるんだけど。




この部屋で、映画を見る時間が…一緒にいて安らぐときなのは確か。




前みたいにくっついて見ることはなくなったけど、となりに座っているだけでホッとする。