運命の恋、なんて。

熱帯魚がたくさん泳いでいて、水槽の中は色鮮やかだ。



「胡桃ちゃん、先行こう」



「えっ」



八雲くんに腕を引かれ、どんどん先に進む。



「待って、ノンちゃんが…」



「俺らがいない方が、いいって。その方がノンちゃんも頑張れるだろ?」



どうなのかな。



「うーん…」



「ここぞってときは、やっぱふたりっきりの方がいーし」



そう言って、八雲くんが離れていた手をキュッと握ってきた。



ドキッ!