運命の恋、なんて。

“胡桃、今デート中だよね?夜でいいから、帰ったら連絡ちょーだい。電話したいの”




どうしたのかな。




明日でいいって言ってたのに。




そうだ…八雲くんに、碓井くんのこと聞いてみようかな。




キッチンでお湯を沸かし、ふたりぶんのコーヒーをいれている八雲くんに声をかける。




「そうだ。昨日ね、ノンちゃんと碓井くんがふたりで学祭まわってたの知ってる?」




「あ~、そうだっけ。碓井、俺の前には現れなかったからわかんねーけど。委員じゃないからって、あいつ全然手伝わねーの。鬼だろ」




「そうだよね、友達なんだから手伝って欲しかったよね」





「で、どうした?」




そのまま違う話になるかと思ったけど、聞き返してもらえて助かった。