運命の恋、なんて。

「胡桃ちゃんもだけど、あいつのこと信用してるから」




けど、ヤスくんはそうは言ってなかった。




「あたしは…多分、連絡しないかな。碓井くんのこと、そんなに知らないし…電話かけづらい」




「そっか。警戒しなくて大丈夫だって、あいつ女の好み、俺と正反対だから」




「そうなんだ?」




「そう、ノンちゃんと付き合ってるだろ。頭の回転早くて活発で…見た目も派手で、そーいうのが好み」




言われてみれば、あたしとノンちゃんは真逆。




「ヤスが、胡桃ちゃんのこと俺のタイプじゃないって言ってたけど、あれ違ってるから」




地味に傷ついたことを、ふと思いだす。




あれっ、いつから会話を聞かれてたんだっけ。




「あのとき、もう話聞いてたの!?」




「まーな。で、だ。途中ひっかきまわされても…最後は、俺についてきてくれる子がタイプ」