運命の恋、なんて。

どうしたのかな…あたしと一緒にいるときは、仲良さそうだったのに。




学祭でなにかあった?




碓井くんの、二股カノジョが現れたとか…。




ううん、今はノンちゃん一筋だって信じたい。




ゲーセンの中に入ると、八雲くんの姿が見えた。




向こうもあたしに気づき、嬉しそうに手を振りながらこっちへやってくる。




「遅くなっちゃった~、ごめんね」




「全然いーよ。昨日打ち上げ遅くまであったし、ヤスんち泊まってさっきまであいつん家でゆっくりしてた」




「ええっ、家に帰らなかったの?」




「そうそう。ヤスも、喜んでたし」




そういう問題じゃ、ない気がする。




家の人とか、心配しないのかなぁ。




あたしなんて外泊するって言ったら、お母さんがどんな顔するか。




男の子だから、きっとそこまで厳しくないんだろうね。