運命の恋、なんて。

ノンちゃんたちに手を振って歩き出す。




少し進んでから振り返ると、お化け屋敷に入るか考えてるみたいだった。




教室の前で看板を指差したりしてる。




ふたりなら、きっと楽しいよね?




――ドンッ!




ボーっと突っ立っていたら、誰かとぶつかった。




「痛ぇ…なんだよ、また胡桃ちゃんかー」




「や、ヤスくん!」




また、偶然出会ってしまった。




「ひとりでフラフラしてんのか~。寂しいヤツだな」




うっ…だって八雲くん、忙しいもん。




「そんなことないし。さっき友達に一緒にまわろうって言われたもん。ほら、あそこ」




ヤスくんにバカにされるなら、今だけでもノンちゃんたちのところに行こうかな。




お化け屋敷の前にいる、ノンちゃんを指差す。