運命の恋、なんて。

せっかくふたりで学祭まわってるし、あたしがいたらお邪魔だよね。




「あっ…そうだ。あたし、八雲くんのところでお好み焼きの順番待ちだったの。早く行かなきゃ」




「そうなんだ!?八雲くん忙しいから相手してもらえないって碓井くんが言うから、胡桃を呼んだのに。それなら…いい?」




ノンちゃんも、あたしがいない方が都合がいいらしい。




うかがうように碓井くんを見ている。




「あいつ今日めちゃくちゃ忙しーから。胡桃ちゃん、いっぱい待つよ。俺らとまわらね?」




「うーん、あたしは大丈夫だよ。ノンちゃん、またあとで連絡するね!」




「またね~、胡桃」




碓井くん、あたしの心配してくれてるんだ。




優しいな…けど、ノンちゃんの邪魔をするわけにはいかない。