運命の恋、なんて。

「はぁ~…怖かった…。碓井くん、ありがとう」




「いえいえ」




あんな怖い先輩でも、サラリとかわしちゃうんだね。




碓井くんに感謝。




「頼もしい~、やっぱり碓井くんってカッコいい!」




幸せそうな顔をして、腕にギュっと抱きついているノンちゃんがかわいい。




「胡桃ちゃんて、危なっかしーな。そういう子、好きだから悪いとは言わないけど…思ったこと、ちゃんと言った方がいいよ」




好きって、ノンちゃんの前で言われると戸惑う。





あたしを傷つけまいと、そういう言い方してくれてるんだろうけど。




「胡桃はそこがいいのよー。いつもあたしのお願い、色々聞いてくれるんだ」




「都合良く使ってない?」




「そんなことないってば!ひどい、碓井くんそういうこと言う!?」





あらら、ノンちゃんが口を尖らせ怒ってる。