運命の恋、なんて。

キュッと握り返すと、八雲くんの顔がデレっとなった。




「言葉より、通じるもんあるよな。はー、やっと会えた…すげぇ嬉しい」




「うん…」




会ったら、色々話したいことがあったはずなのに。




もうなにも浮かばない。




ただ、一緒にいられるだけで幸せ。




「やっぱり、会わなきゃダメだね。電話もいいんだけど」




「だなー。ちょっとあっち行こー。おすすめの食いもんあるから」




そう言って立ち上がると、あたしの手を引き歩きだす。