運命の恋、なんて。

「…ごめん、胡桃ちゃん。なんか腹たってた。俺なんか簡単に連絡スルーされんのに、胡桃ちゃんばっかずりぃなって。

毎晩電話してるよな。俺の八雲なのに…」




「はああ?キメェよ、ヤス」




「ぷっ…」




これにはあたしも、失笑するしかない。




男同士の友情を超えた、愛?




「いいよ、あたしは。八雲くんと仲いいんだもんね、あたしが毎日電話したらムカつくよね」




「ほら~、またそんなこと思う。胡桃ちゃんは俺のカノジョだし、毎晩電話して当然」




かああ…。




そんなことハッキリ言われたら、恥ずかしいよ。





「2週間会えなくても、なんも文句言わねーし。でも電話したら超嬉しそーだしな。

きっと色々我慢する子なんだなって思った。俺の前では、あんまムリしなくていーよ」





自覚はなかったけど…そうなのかな。





ホントは会いたかったけど、ムリさせちゃいそうで言えなかった。





うん…ホントは、すごく会いたかった…。