運命の恋、なんて。

「白…つーか、透明。色がなさ過ぎて、俺色に染めたくなる」



俺色に染めたい…!?



今、なんかすごいこと言われたかも。



はっ、恥ずかしい!



思わず両手で手を覆うと、横からヤスくんのうめき声が聞こえた。



「ぐぇっ」



…え、どうしたの!?



慌ててとなりを見ると、そこにいたのは…。



「テメー、こんな所でなに口説いちゃってんの?油断も隙もならねーな」



やっ、八雲くん!?




いつからそこにいたの?




会えたことが嬉しすぎて、真っ赤になってしまう。




「うーわー、真っ赤だし。俺色に染めたいとか、やりすぎじゃね?いくらヤスでも、俺怒るわ」



「八雲くん!これは…違うの。あたしの顔が赤いのは…」



「ひー…苦しっ。ま…、マジで締めんなっ!死ぬ」



となりで、ヤスくんかジタバタと暴れている。