運命の恋、なんて。

「人の顔見て、性格当てるの得意でさ。胡桃ちゃんは、俺のタイプだって、直感で思った」



へ~!



そんなこと、できるんだ!?



すごい。



っていうか、八雲くんのタイプって…あたし!?



見た目っていうのは、そーいう意味なんだ。



「そんな、いい性格じゃないですよあたし」



「そか」



え、そこで納得するの?



そう思ったとき、電車が大きく揺れた。



「ひゃっ」



咄嗟に、八雲くんが抱き留めてくれた。



「あぶね~。大丈夫?」



「は、はい…」



バクバク…。



つり革、ちゃんと持てよあたし~!



なんでこんなときに限って、揺れで手を離しちゃうかな。