運命の恋、なんて。

だって、ノンちゃんの彼氏だよ?




ノンちゃんを飛び越えて、直接連絡って…どうなのかな。





連絡先を書いたメモを返そうとしたとき、部屋からノンちゃんが出てきた。




慌てて、それをポケットにしまう。




「あれーっ、ふたりともどこに行ったのかと思った。ここでなに話してたの?」




「八雲が浮気してんじゃねーかって弱ってるから。介抱してたとこ」




冗談っぽく、碓井くんがあたしを抱きしめようとしてくる。




「相談にはのってもらってたけど、やっ…ええっ、違うよ!?ノンちゃん勘違いしないでね?」




ノンちゃんに誤解されちゃうよ!




けどノンちゃんはあたしたちを見て爆笑していた。




「アハハ、もう~碓井くん!胡桃をからかっちゃダメだよ。八雲くんのこと、相談にのってくれたならありがとね。胡桃は恋愛に疎いから」




「だろーな。なんか放っとけない」




そういう言い方、誤解を招くよ。




けど、心配しているのはあたしだけみたいだ。




「でしょー。わかるわ」




ノンちゃんもそう言って苦笑している。