運命の恋、なんて。

もちろん、このテンションでカラオケが楽しめるはずもなく。



部屋に入り、みんなが歌い始めてもあたしは落ちたままだった。



「胡桃ちゃん、ちょっといい?」



途中で碓井くんに呼び出された。



ノンちゃんは他の友達と盛り上がっていて、こちらに気づいてない様子。



なに言われるんだろう…。



浮かない顔のまま、部屋の外に出た。



「ダイジョブ?ずっと元気ないね」



心配してくれてたんだ…。



「うん…ちょっと、ね」



「ごめんな、俺の友達が色々喋るから、余計な心配したよな。八雲とはるるんは、別に怪しい関係じゃないから大丈夫だよ」



あたしがなにを気にしてるのか、碓井くん…ちゃんと気づいてくれてたんだ。



八雲くんと仲のいい碓井くんが言うなら、間違いないよね?