運命の恋、なんて。

「今日は、特別。初めてのちゃんとしたデートだから」




「とってつけたような感じ。全然ちゃんとしてなくて、ごめんな」




「ううん、そんなことないよ。すっごく楽しい」




一緒にいられるだけで、幸せだもん。





「ならいいけど…。帰り、ちゃんと送るから」




「ありがと。ホントに自転車で帰っちゃう?」




「ハハッ、無計画にもほどがあるよな。今度は電車でこよーな」




後先考えないタイプなんだね。




思いついたら、即行動しちゃうほうなのかな。




「ふたり乗り、楽しかったからいいよ」




「やった。俺は時間気にしないけど、胡桃ちゃん女の子だもんなー。遅くなったら、やっぱダメだよな」




観覧車へと移動しながら、そんな会話を続ける。




今日は並ぶことなく、すんなり観覧車に乗ることができた。