運命の恋、なんて。

たまにね、真剣な目で見てくるから。




そういうとき、ドキドキしてきてどうすればいいかわからなくなる。




楽しく会話してるときが、ホントに楽しい。




「電車来た~。また明日」




「おう…って、胡桃ちゃんアッサリだな」




「えっ?」




グイと、腕を引かれる。




気づけば八雲くんの腕の中。




電車の方に背を向かされ、ギューっと抱きしめられた。




「わあ…どうしたの、突然」




「返したくねーよ。どうすればいい?」




「またあ!?」




まるで、駄々をこねる子供のよう。




ギュっとされて、いっこうに解放してくれそうもない。