運命の恋、なんて。

なんだかなあ。




優しいのはわかるけど、時間もったいないし悪いなあ。




だけど…嬉しい。




友達と遊ぶ時間を削ってまで、少しの時間でも一緒にいてくれるなんて。




大切にされてるって、思っていいのかな。




歩いていたら、手をつながれた。




ドキッ。




前触れもなくて、引っ込めることすらできずに。




無防備だった手を、八雲くんの大きな手がすっぽりと包み込む。




「ちっこい手だな…」




「そうかな…」




自分の手を、大きいだとか小さいなんて思ったことなかった。