運命の恋、なんて。

そのまま教室にいると、しばらくして電話が鳴った。




電話じゃなく、メッセージの通知。




八雲くんからだ。




“学校の入口にいるから、来て”




窓を覗くと、門のところに制服姿の男の子が立っていた。




…もう来てる!!




カバンを持って、急いで門へと向かう。




下校途中のうちの学校の生徒が、八雲くんをジロジロと見ている。




「あの人誰待ってるんだろ~、超カッコ良くない?」




「もしかして、あたしかな。駅で見かけて好きになりました!とか」




「アハハ、そんなことある?」




前後を歩いている女の子たちが、そんな会話をしている。