運命の恋、なんて。

「ね~、その友達の家ってあたしたちも行っていいのかな」




「…えっ?」




「八雲くんの友達でしょ、ってことは碓井くんの知り合いかもしれないし。ねっ、今度八雲くんに聞いてみて」




八雲くんも、またあの家に行こうとは言ってたけど。




あたしは気がすすまないんだよなあ。




ノンちゃんがいれば、知らない人ばっかりじゃないし少しは楽しくなるかな。




そうだよね、心強いよね。




「聞いてみるね」




「やったー!ありがと。八雲くんって、すぐ友達になっちゃうんだって。学校以外にもたくさんいるらしー」




「へぇ…」




そういえば、駅の近くの家に住んでるのは学校の友達じゃないって言ってたよね。




そうなんだ、すぐ友達になっちゃうんだ。