運命の恋、なんて。

「もう八雲くんの家に行ったの!?」




「ちがーう!!八雲くんの、友達の家!だよ」




“友達の”ってところを、協調したい。




「な~んだ、そうなんだ。だけどそれでもすごいよね!友達に紹介されたんだ?」




紹介…は、されてない、か。




「そーいうんじゃなくて。たまたま、近い場所にあるからってことで」




「それでそれで?」




「部屋借りて…寝てたの」




「おおーっ」




ノンちゃんが、大げさに驚いてる。




「ホントに頭が痛くて…それで、毛布借りて部屋のすみっこに寝てたの」




「そうなんだ~、大変だったね。ロマンチックの欠片もないね」




うん、その通り。