運命の恋、なんて。

ううん、言い換えればこのことでもう少し長く一緒にいられる理由ができた…そう思うようにしようかな。



まるで自分ちのように、八雲くんは中に入っていく。



「勝手に入っていいの?」



「うん」



「中学の友達?」



「そーじゃねぇけど。おー、上の部屋借りるな」



入ってすぐに広いリビングがあって、テレビの前にあるソファに数人の男の子が座っていた。



八雲くんはその中の誰かに声をかけると、あたしの手を引き2階へとあがる。



あれが、八雲くんの友達。



すぐに見えなくなったけど、慌ててぺこりと頭を下げた。



「ちゃんと挨拶しなくて大丈夫かなぁ…」



「いいって。いつもこんなだから」