運命の恋、なんて。

「うん」



「ちょ、待って。電話入れとく」



その、友達にってことだよね?



八雲くんが誰かに電話している間に、呼吸を整える。



頭はまだズキズキするけど、それ以上に心臓の高鳴りが気になる。



鳴りやめ、鼓動!



少し気持ちも落ち着いてきたころ、八雲くんが電話を終えた。



「今家にいるみてぇ。すぐそこだから」



「そうなんだ」



連れてこられたのは…。



「あれっ、ここって…」