運命の恋、なんて。

「ありがとう…嬉しい、八雲くん…ホント優しいよね」



「別に、フツーだし。そんななるまで言えないとか、心配だなー」



「迷惑かけたくなく…あっ」



途中まで言って、言いかえた。



「それは、ダメなんだよね。あのね…すごく楽しかったから。もっと、八雲くんと一緒にいたくて」



「そんなの、俺もだし。今日頑張んなくても、また明日話せるだろ。

こじらせたら、意味ねーじゃん。明日学校休んだら、家まで行くからな」



「ええっ」



「ハハッ。ちょっと頭痛マシになった?」



「あ…うん。歩けるかも…」



話しているうちに、いつの間にか痛みが和らいでいた。



「でもさ、大事とって。少し休んでいきなよ」



ここで迷惑なんて言葉を使うと、八雲くんの優しさを否定しているような気がする。



こうやって、甘えることもたまには必要だよね。