運命の恋、なんて。

「なんだっけ、忘れた。それに、そーいうの嫌いじゃない」



「…え?」



「腹に何か抱えてるときは、とことん話し合う。そーいうので嫌いになったりしないから」



「そーいうもの?」



「そそ。すれ違いで仲違いとか、勘違いとか、そっちのが嫌」



そうなんだ…。



今日みたいに、思い切り気持ちを吐き出してもいいんだ。



なんか、ホッとする。



「え、じゃあ。話って…」



「とりあえず確実に一緒に帰る手段とった。話があるって言えば、来るかなって。

学校に迎えに行く間に、逃げられたら困るし」



「に、逃げないよ…」



「ま、いちお。今から時間ある?帰りどっか寄ってかねー?」



ホントは、塾の日で早く帰って宿題しなきゃなんだけど。



少し歩み寄れた気もするし、八雲くんともっと話したいな。



「うん、行きたいな」