運命の恋、なんて。

だから面白いって…八雲くんは、言ってたっけ。



ふう。



恋愛初心者のあたし。



何事もなく、順風満帆な恋愛を希望。



だから、このまま別れて正解。



八雲くんといると、穏やかではいられない気がする。



だって、ほら…。








「すみませーん。青高ですよねっ」



駅に着くと、早速女子に声をかけられている八雲くんを見つけた。



あたしには気づいておらず、うちの学校の女子と話している。



「そーだけど、なに?」



俯き加減に目線だけ上げる。



素っ気ない風だけど、上目遣いがサマになってる。



「名前、教えて下さい!」



「聞いてどーすんの?」



やんわり笑うところを見ると、拒否してるのかそうでないのかわかりづらい。