運命の恋、なんて。

「ごめんね…こんなこと聞いて」



「いや、いーよ。フられたしな、そこは受け入れる。マジで、今は友達だから」



ホントに?



「そうなんだ…」



「その証拠に、さっきカノジョからカレシの愚痴聞いてくれって言われたけど、断ったし」



さっき?



ああ、観覧車乗るってなったときかな。



神妙な顔つきで、スマホ見てたもんね。



それにしても。



「その子、カレシいるんだ…」



「だな。俺に相談してくんなよなー」



「やっぱ、受け入れてないよね」



「見かけによらず、イジワルだな。胡桃ちゃんて」



「あたしも、意外。八雲くんといると、嫉妬深くなる…」



「…ん?」



キキッと音をたて、自転車が突然とまった。