運命の恋、なんて。

「そいつ、体力男並みなの。大丈夫、胡桃ちゃんにはそんなことさせねー」



「すごい子だね…」



「ハハッ」



笑って流してるけど、一体どんな女の子と付き合ってたんだろ。



頼れるイケメンな八雲くんのカノジョだから、もっとかわいらしい子を想像してた。



「同じ…学校?」



止まらない、あたしの好奇心。



聞けば辛くなるかもしれないのに、もう聞かずにはいられない。



「いんや、別の学校。つか、同じ中学。高校は別々」



「それで…別れたんだ?」



「そ。いや、もっと他に原因は色々あって。結果的に、愛想つかされた感じ」



色々な原因。



愛想をつかされた。



あたしの中で、妄想が広がる。