運命の恋、なんて。

「デートらしいっつーか、いかにもな感じのやつ」



「…え?前はカノジョいたんだよね、今日だって付き合ったら色々連れてくのが好きって言ってたし」



「いたけど、友達の延長で付き合ったよーな子だから。

連れてくのは、俺が普段行くところとか、男友達と一緒だったりね。

観覧車だって、珍しくそーいうの連れてったらフられたっつーね」



…そうなの?



「へぇ…」



これも、八雲くんの手の内なの?



慣れてない風を装ってるとか。



まさかそれは、考え過ぎ?



「その顔は、信じてねーな」



「ええっ、そんなことないよ!?」



見抜かれてた!



「こーいうの初めて。こんな近い距離で、俺だってやたらドキドキする…」



八雲くんも、同じ気持ちだったんだ?



なんだか信じられないけど、それがすごく嬉しい。