運命の恋、なんて。

「そーいうの、いいね。うち、親の実家は近所だから田舎がなくて。憧れる…」



「マジで?今年の夏、一緒に行こうか」



突然の提案に、さらに驚く。



「あたしも!?それ変だよ、親戚の人びっくりしちゃうよ?」



「別にいーじゃん。毎年イトコみんなで集まって、浜でバーベキューしたり、夜は花火すんの。

バカだけど気さくなやつばっかだし、きっと胡桃ちゃんも馴染めるよ」



ええええ!



全員初対面だし、八雲くんのイトコなんだよね?



一族の中に部外者がひとり。



全然馴染める気がしないんだけど!?



「アハハハ…」



「笑ってごまかしてもムダ。連れてく」



ウソ~。



付き合った初日に、いきなり難問突きつけられちゃったよ。