運命の恋、なんて。

おしゃれだからてっきりショッピングとか、ファッション関係とか、ライブに行くとかそんなだと思ってた。



けど、大自然って…。



「そんな顔されっと、言いにくいけど。毎年夏休みに、親の田舎に行くのな。山と田んぼしかないとこだけど、すげぇいいとこ。

山に入って虫採ったり、めいっぱい体動かして遊んだり、目的なく自転車でどこまでも走ったり」



「…へぇー」



「あ、引いた?」



「ううん、意外だなって。八雲くん、イメージと違う」



「俺のイメージどんなだよ。ただ、ガキなのかな~。昔の遊びを、めいっぱいできるっつーか」



そんな話をする八雲くんの目は、キラキラと輝いている。