運命の恋、なんて。

「ありがとな」



柔らかい笑みを見せた後、八雲くんが窓の外の景色に視線をずらす。



はあっ…やっと解放された。



見つめられると、ドキドキするよ。



綺麗な瞳に、吸い込まれそうだった。



心臓の音、ハンパない。



生まれて初めての彼氏…それが八雲くんなんて、申し分ないよ。



同じ空間にいるだけで、緊張しちゃうな。



「八雲くんは、ホントに今まで100人と付き合ったの?」



「ブッ!マジで信じた?なわけ、ねーじゃん」



「…だよねぇ?」



「全然モテねーもん。胡桃ちゃんと出会えて良かった」



わあぁ~…照れる!



どうしてこうも、恥ずかしいセリフをスラスラと言えるのか。