運命の恋、なんて。

思わず、顔を上げる。



するとハニかんだ八雲くんが、手の甲で顔の半分を隠しながらあたしを見ていた。



「インスピレーション?胡桃ちゃんの雰囲気とか、なんか全部いいなって。そーいうのじゃダメかな」



雰囲気とか、全部いいな…なんて、嬉しいよ。



会った瞬間から、そう思ってくれたってことだよね。



「ダメ…じゃないけど」



「信用できない?」



「ううん…」



「もっかい改めて言うけど。胡桃ちゃん、俺と付き合ってくれる?」



真っ直ぐな視線。



恥ずかしいけど、目を逸らせない。



だって、大切な場面だから…。



「あ…あたしでよければ…」



カアッと顔が熱くなるのが、わかった。