運命の恋、なんて。

「今はこうやって、胡桃ちゃんと新しい恋始めたいし。自分からコクんの初めてなんだ」



ドキッ。



「そうなの?」



「そ」



ドキドキ。



嬉しいような、信じられないような。



「カラオケの前にも聞いたけど。どう…して、あたしなの?からかわれてるとしか、思えなくて」



俯き、足元に視線を落とす。



八雲くんの、おしゃれなスニーカーが目に入ってきた。



性格は優しくて、顔もスタイルも完璧。



学校でもモテるであろう八雲くんが、どうして初対面のあたしを?



「なんでかな、俺もわかんねぇ」



…え。