運命の恋、なんて。

訂正しようとしたら、八雲くんが先に答えた。



「初めてじゃ…ないかな。だけど観覧車にあんまいい思い出なくてさ」



「ええっ、そうなの?」



「観覧車で、元カノにフられた」



絶句だよ。



なんてことを、あたしは聞いてしまったの?



それに、八雲くんがフられたなんて…かなり意外。



「あ、暗くなんないで。引きずってるわけじゃねぇし。ただ単に、そーいう思い出の場所っつーか」



なおさら、良くないよね。



そんな思い出の場所に、あたしが連れてきてしまったんだ。



「ごめんね…」



「だから、いーんだって。気にすんな」



本当にホント?



八雲くん、優しいから甘えちゃうよ。