運命の恋、なんて。

ってことは、八雲くんが言うのは一理あるのか。



ううん、あたしたちの場合は特例だよね?



八雲くんは、あたしを好きなわけではない。



気になる…程度なのかな。



こんな状態からでも、恋愛をスタートする気があるのがすごい。



やっぱり、モテる人じゃないとこういう始め方はできないかもしれない。



もしくは、いつものことなのか。



もしそうなら、黒田先輩が八雲くんのことを女好きって言ったのも納得。



「八雲は恋愛のスペシャリストだからな。百人斬り達成、おめでとう」



黒田先輩が、八雲くんを見てからかうように笑う。



「スペシャリストってなんだよ。つか百人も斬ってねーし」