運命の恋、なんて。

「なんとか言えよ」



八雲くんがまたあたしの声を代弁してくれた。



ありがとう、八雲くん!



「や…ごめん。俺、全然気づかなくて…」



「いえ……あたしこそ、回りくどくてごめんなさい 」



「ノンちゃんが謝る必要ないよ。ただ、俺ノンちゃんのことまだそういう風に見れなくて…」



見ているだけで、辛い場面。



このままノンちゃんは、振られてしまうの?



そう思っていたら。



「真面目か!とりあえず日曜デートしろよ。それからじゃん」



「痛っ」



八雲くんが、黒田先輩の頭を軽く叩いた。



わぁっ、先輩の頭叩いちゃったよ。