運命の恋、なんて。

やった~!



「八雲くん、ありがとう」



「いえいえ、報酬はいただきますけど」



ふたりに聞こえないよう、コソッとやり取りする。



「このケーキ、全部食べてね」



「おう」



黒田先輩は、ノンちゃんのことが気になってるわけじゃないのかな。



なんだか、濁した返事だったよね。



今は、日曜日の時間をふたりで相談してる。



「八雲はやること汚ねぇな」



少しして、黒田先輩が八雲くんを軽くにらむ。



「は?なんの話」



「今日は幹事に徹しようと決めてたのに」



「そんなん知らねーし。いーじゃん、ノンちゃんカノジョにすれば」



きゃああぁ!



八雲くん、なんて素敵な提案。