霧崎side
あいつら月華もまだまだ子供だな。
何が本当で何が嘘かなんて…少し考えればわかる。
ましてや、ずっと一緒にいた相手なら尚更。
それに今の自分達の顔…ちゃんと見てねーのかよ。
何をしていいかもわからず、何をすればいいのかもわかってない。
心にポッカリ穴があいてるような顔。
藤堂がいた時と大違いじゃねーか。
それだけ大事で、大切な存在をなんで信じてやれねーのかね。
藤堂は今でもお前らを信じて、守ってるのにな。
前を向いて、進もうとしてるのに。
なんで追い出された藤堂より、お前らの方が迷ってんだよ。
「はぁ…」
「あれ?霧崎先生ため息ついてどーしたんすか?」
「…理事長。」


