月華・圭介side
卒業式。
俺の隣は若菜だった。
若菜と仲の良い先輩が答辞をしていて、若菜はぼろぼろ泣いていた。
途中、その先輩は俺を見た。
まぁ、正確に言えば俺たち月華をだけど。
仲間を大切に…ね。
俺たち、仲間大切にしてるんだけどなぁ〜。
まぁ、この前タケ達のことを辞めさせようとしたけど。
あれは、俺たちが悪かった気もするし。
その時以外は今までと一緒…
いや、一緒じゃないか。
月華のみんなからは、笑顔が消えて。
若菜は俺たちの前ではあまり笑わなくなった。
むしろ、俺たちを見ると悲しそうな顔をするようになった。
何もかも、変わったんだ。
そう考えると思い知らされる。
俺たちの世界は若菜1人でこれほどにも変わるんだと。
「卒業生、起立。」
その合図で卒業生が立つ。
先生や保護者に感謝の言葉を述べていた。
そして、在校生…いや、若菜にも。


