普通に話しかけてくれた。

信じてくれたんだ。

「あたし達と一緒に行こう!若菜!」

「っ…はい!」

嬉しい。嬉しい。嬉しい。

先輩達と一緒に学校へ行くとあっという間に着いた。

でも、怖くて顔が上げられない。

ドクン

ドクン

「「若菜?…あ。」」

ん?

先輩達の見た先には月華と美和ちゃん。

「「…」」

お互いなにも話さずに立ち止まる。

「若菜。顔上げてみ?」

「ちゃんと見てみな。学校のみんながあんたをどんな顔で見てるか。」

ばっ

私も美和ちゃんも月華も学校の方を向いた。

「若菜!おはよー!」

「若菜ちゃーん!おっはよー!」

「若菜ー!はよー!」

「「若菜ちゃーん!」」

「「若菜ー!」」