月華side "お願いだから、信じてよ!" さっきの若菜の言葉が 声が 表情が 頭から離れない。 あんな若菜は初めてだったから。 悲しそうで今にも泣き出してしまいそうな顔。 "じゃあね。みんな!" そう笑顔で言った若菜。 いつもの、太陽みたいな明るくてあったかくて心を軽くする笑顔なんかじゃなくて。 辛くて苦しそうで 胸が押し潰されそうなくらい痛くなる。 そんな笑顔だった。 俺たちはあんな若菜はしらなかった。 正直 心が揺れた。 すぐにでも抱きしめたかった。