「そう。わかった。」

だめだ。

胸がすごく痛い。

でも、笑わなきゃ。

「じゃあね。みんな!」

私はそれくらいしかできないから。

ギィイ

バタン

ははは。

私って…本当にバカだなぁっ…

みんなの言うこともっとちゃんと聞いとけばよかった。

ぽろっ

ぽろぽろっ

「「あ!若菜!って…どーした!?」」

「せん…ぱい…達」

3年生の先輩達だ。

「私…バカでっ…月華を…追い出されちゃいましたっ…」

「「なっ…!」」

「え…へへっ」

「どーいうことだよ!」

「何があった!」

「美和ちゃん…に…騙されちゃって…」

「あの女か。」

「やっぱりな。怪しいと思った。」

「月華のみんなは…私のことっ…信じてくれなかった…」

「っ…!あいつらっ!」

「行くぞ!屋上!」

「ダ、ダメです!先輩!やめて下さい!」