「当たり前でしょ!あの学校は私たちみんなの学校だよ!」

「…うん!」

「…共田。最後に一つ忠告しとくね。今度何か卑怯なことしたらその時はこんなんじゃ済まさない。」

ブワッ

パタッ

さすがに殺気全開はキツすぎたかな?意識失っちゃったし。

目を覚ますまで大分時間かかるだろうな。

まぁ、これでわかってくれるよね。

さぁ帰ろう。





【学校到着】


「凛ちゃーん!せんぱーい!」

「「若菜!」」

ダダダダダッ

いや、私も走って向かってるんだから、走ってこなくていいよ凛ちゃん!て、よーちゃんまで!

ぎゅーっ

「ふたりとも…くるしい!」

「「うん。」」

いや!うんじゃなくて!

「「おかえり。若菜。」」

ふたりの温もりが心地よくて…。

ぽろっ

なんでかな。悲しくはないのに。

ぽろぽろっ

「たっ…ただいまぁ〜!」

安心しちゃって、涙が止まらない。