最強の元姫さま!


ヒロトside

「変わらないね。本当に。」

バカで真っ直ぐで突っ走って行くところ

「何度も何度も辛かったはずなのに。」

「俺たちのことも守ってくれて、月華のことも守ろうとしてる。」

「なんでそこまでするんだろうな。気づかないんだぞ?守られてる方は。」

「俺たち、全然気づかなかったもんな。守られてることに。」

「月華も気づいてないんだろうな。守られてること。」

そう。俺たちも月華もバカだよなぁ。

若菜のこと信じないなんて。

「でもさ、俺らには無理でも、月華ならまだ間に合う。」

「そうだな。悔しいけど、これ以上若菜をひとりにはしておけない。」

「この3人も運ばなきゃだからな。」

「行くか。月華に会いに。」

「あぁ。」

3人を担いで月華の元へ向かう。

校門に着いた時、4人の男が駆け寄って来た。

「あの…そいつら…」

「大丈夫。眠ってるだけだから。」

「俺ら、こいつらをここに届けに来たんだ。あと月華のトップに会いに来たんだけど。」

「総長たちに?あんたら一体何者だ。」

「かろうじて敵ではないよ。味方でもないけど。」

「俺らは、元六花の者なんだけど。」

「っ!…じゃあ、若菜の知り合い?」

「そう…だけど、え?若菜の過去知ってるの?」

「知ってるのは…俺たちだけだ。たまたま…聞いただけ…だけど。」

「総長たちには言わないでくれって…若菜が。」