まって。
ここで彼らがルールを破ったことを言ったら…もう彼らは六花にいられなくなる。
どうやって説明したらいいんだろう。
「お前、仲間に手ェ出したのか。」
へ?
「仲間をこんなボロボロにして…最低だな。」
「へっ?いや、違う!」
その時、ひとりの悪魔が微笑んだ。
"ルールなんてどうでもいい。あんたに勝てるならな。"
"あんたに勝てるなら"
「あっ…みなさん!来てくれたんですね!俺…もうダメかとっ!」
私に勝負を挑んで来た男が、みんなに泣きついた。
「力の差なんて歴然なのにっ…うっ…」
「違うよ!私、ちがうの!ねぇ、信じて!」
「は?何言ってんだよ。さっき認めたじゃねぇか。こいつらボロボロにしたのは自分だって。」
「お前、最低だな。」
違う。だって私は、挑まれたからしょうがなかった。
この人達がしたことは六花のルールを破ることで、それを言ってしまったら、ここのみんなは学校にいられなくなるから
だから、何も答えられなくて…
だけど、もしかして私、ハメラレタ?
あの男以外の200人は呆然としてる。
「ねぇ、お願い。信じてよ!」
「若菜。事実に変わりないだろう。」
「っ…ねぇ!みんな!私たち仲間でしょ?」
「六花全部が仲間だ。その仲間をお前は傷つけた。」
「乱!涼!風太!尚!鳴海!」
「「…」」
「ヒロト!」
「…」


