「べつに。ちょっと強く打ち付けちゃっただけ。大したことない。」

「そう…ならいいけど。」

なんだか最近、ここら辺の治安が良くないから。

恐喝、暴行などが多発していて学校にも注意が出されてる。

月華を襲撃しようとする人達かもしれない。

そう思って、よーちゃんに調べてもらってるけどなんの手がかりもない。

けど、そんな人達を返り討ちにしてる人達がいるらしい。

6人組の高校生らしき男の子たち。

一体誰なんだろうか?

ここら辺の人じゃないらしいから、銀くん達でも、タケちゃん達でも、月華のみんなでもない。

うーん。

6人…ねぇ…

ドクンッ

なっなんで今ここで、おもいだすの。

ドクンッ

ダメ。ちがう。きっとちがう。

ドクンッ

彼らじゃないよ。きっと。きっと。

「若菜?」

はっ

「そ、そーいえばどこに遊びに行くの?」