「さ、えっちゃんのとこへ戻ろっか!」
「「うん!」」
ヤバい。
倒れる時、変な足の曲げ方をしてその上に前のみんなの体重が乗っかっちゃったみたいだ。
右足が地面に着くたび少し痛む。
でも、せっかく勝ててみんな喜んでるんだ。
心配なんてかけられない。
そのままリレーの集合場所に向かった。
ガシッ
「まて。若菜。」
振り向くとそこには、
タケちゃん。のぶくん。海斗。トシくん。光圀くん。大地くん。銀くん。がいた。
その後ろには月華のみんなもいた。
「どーしたの?」
「若菜。棄権しろ。」
やっぱり。気づいてたんだね。
「その足じゃ無理だ。」
「最優秀賞を取りたいのはわかるけど、無理してまで取るほどじゃないだろ?」
「お前は今日、十分に活躍した。もういいだろ。」
みんなが心配してくれてるのは分かってる。
あ、月華はどうかわかんないけど。
でも
「私は出るよ。最優秀賞を気にしてるわけじゃない。私はみんなとこのクラスで優勝するために走るの。」
「でもそんな、立ってるだけでやっとなのに!」
「いくらなんでも無茶すぎる!」
「来年もあるんだから、な?」


